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弊社はウェブ制作・コンサルティングを行っておりますので、ウェブサイトの解析を行う事が出来ます。ウェブから新規顧客獲得を!と考えている方は非常に多いと思います。

しかし、「ウェブサイトがあれば問い合わせが発生する」というのはただの願望です。実際の所弊社でサイトリニューアルを請け負ったクライアントから「ウェブから問い合わせが来たのは始めて!」とご報告頂く事も有ります。

世間で思われているほど、ウェブサイトから顧客との接触機会を得る事は難しいのが現実です。

ウェブサイトから問い合わせを得るために、とても基本的な事項と、サイトの内容に問題が無いかどうかを判断する簡単な数字が有りますので、今回はその件について書きたいと思います。

目次

何人がサイトを見に来ているのか!?

最低でも月に何人からアクセスが来ているのかを把握する必要が有ります。問い合わせが発生する以前に、サイトを見に来ている人がいないとなるとサイトが存在している意味が無いようなものです。

仮に毎月1万人からのアクセスが有るのであれば、集客はかなり楽なのでは無いでしょうか?

この月間のアクセス人数(ユニークアクセスと言います)は基本中の基本のデータです。

重要なのはお問い合わせフォームへのアクセス

アクセスが多くても、ブログ記事をさっと読んでそれ以上サイトのページを見ない事も多々有ります。

ウェブサイトがどのように判断されているかは、「どのページにどれだけのアクセスが有るか」という事で想像が出来ます。

仮に月間に1,000人からのアクセスが有るサイトが二つあるとします。しかしその二つのサイトの中でも「お問い合わせフォーム」へのアクセス数が多いか少ないかで、あなたのサービスが顧客にどのように思われているかが解ります。

「価格が高い」「サービス内容が解りづらい」「サービスに魅力がない」と思われている場合は圧倒的に「お問い合わせフォーム」へのアクセスが少ないと見て良いでしょう。

見るだけ見たけど離脱してしまう、ということですね。要するに、お断りされてしまった、という事です。

ですので、前述の総合のアクセス人数だけで判断する事は危険です。アクセス人数が多かろうが少なかろうが、問い合わせをする、という最終目的にたどり着くかどうかが最も重要なのです。

難しいアクセス解析はしないでもOK。アクセス人数とお問い合わせフォームへのアクセスだけで十分

月間200人からのアクセスが有るサイトと、月間1000人からのアクセスが有るサイトを比較した時に、お問い合わせフォームへのアクセス人数が大差無い場合が有ります。本当です。

この場合、200人からアクセスを獲得したサイトは、よりブログ記事などのコンテンツを増やし、SNSでの拡散を行うことでより多くの顧客を獲得出来る可能性が高いです。

反面、1000アクセス有るサイトで、問い合わせフォームへのアクセスが少ないサイトは「サイトのコンテンツが解りづらくないか」「無意味な自己アピールで不快な表現をしてしまっていないか」「料金体系は適切か」「サイトの導線に問題が無いか」といったポイントを見直す必要が有ります。

解析結果はとても正直ですので、あなたのウェブサイトの弱点も、あなたのウェブ運営の弱点も、あなたのサービス構築の弱点も、全て教えてくれるのです。

応用編:成約率は4%と思え!

成約率というのは、お問い合わせフォームへのアクセス数から、実際に問い合わせをした数字から導き出す数値です。数式は以下になります。

問い合わせ数÷お問い合わせフォームへのアクセス数=成約率(コンバージョン率)

平均的にBtoCサービスのコンバージョン率は4%です。BtoBサービスですと10%が平均です。ですので、月間にウェブサイトから問い合わせを獲得するのに必要なお問い合わせフォームへのアクセス数は「約25アクセス」になります。

逆算して、総合アクセス人数からどれだけのユーザーがお問い合わせフォームにアクセスするかの計算が出来れば、ウェブサイトから月間にどれだけの顧客からの問い合わせが獲得出来るかが解ります。

実は目標が立てやすいウェブサイト運営

上記の様に数値から問い合わせが発生する計算式が簡単に出来上がりますので、月間に獲得したい顧客数の目標を立ててしまえば、どういった対策を打つ必要が有るかが解ります。この数値がわかっていれば広告出稿なども検討して良いかと思いますが、そういった数値も解らない状態でお金を使うべきでは有りません。

最低限の数値算出が出来て始めて「投資と回収」が可能になります。

ウェブサイトのアクセス解析は非常に数学的なアプローチですので「気合と根性!」といった精神論よりも期待を裏切る事は有りません。

是非一度自分のサイトのアクセス解析を見てみて、どの様な弱点があるのかを確認してみてはいかがでしょうか?

考えるのが面倒だったり、よくわからない、という方は是非一度弊社にご相談下さい。傾向と対策をお伝えすることが可能です!