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「結婚相談所」に関わらず、自分自身のちからで「ビジネス」を立ち上げ開業する、という事は「経営者」になることです。

じっさいのところ「売上げアップ!」というのは実のところさほど難しい作業ではなく、ある程度データや論理に基いて行動すれば自ずと結果はついてくるものです。

しかし、現実問題、上昇のスピードはオーナー様によって変わります。

さて、様々なオーナー様とやり取りしてきたデューオエージェンシーだから見える、「上手く経営する人」と「そうではない人」について考えてみたいと思います。

目次

人を使うのが上手な人・下手な人

経営者として部下がいる場合、「人を使う」という作業が絶対に発生します。この点はとても大切な事項だと思います。

仮に一人で結婚相談所を運営されていたとしても、私達の様なコンサルターや外注業者をどのように利用するかで結果がことなるからです。

大切な事は「相手を上手に利用する」という事です。この場合の「利用する」というのは、悪意的な意味では有りません。あくまでも「成果を上げるために他者の力を上手く借りる」という事です。

勿論部下がいらっしゃる場合も必要なことです。

特にコンサルティングという視点では「必要な作業や対応」をじっさいに実施するのはコンサルターではありませんから、やはりオーナーの方の実行力が必要不可欠です。

しかし残念なことに「売上を上げたい」とおっしゃりご相談にいらしていただいても「ご自身のやり方」に強いこだわりを持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。

そういった場合、どうしても成果を上げる「理論」に対して、オーナーの「こだわり」が衝突してしまい、成果が上がるまでのスピードが落ちてしまうこともあります。

ですが、コンサルターがいる、ということは「難しいことを考えなくても良い」という事です。上手に活用いただければ成果は上がります。

自分のビジネスに責任が取れること

「結婚相談所」を開業したオーナーの方は「経営者」です。経営者とはサラリーマンとは異なります。何が違うのか、という点については多くの違いが有りますが、中でも重要なのは「責任」では無いかと考えています。

「責任を負う」という事はとても大切です。コンサルターとクライアントの関係上、勿論私共が上げた成果が私共の評価になりますので、一切妥協せずに案件に対応させて頂いておりますが、稀に「作ったサービスのせいでちょっと・・・」とおっしゃられるかたもいらっしゃいます。

しかし、サービス構築に関してはクライアントへの確認と合意の元に構築しております。互いの確認作業を怠った結果、やりづらさや問題点を感じた場合に「責任を誰が負うか」というのは経営者として考えるべきことでは無いでしょうか?

本来的にはこの様な素養を獲得されている方が「経営者」となるべきなのですが、事実、決意と資本が有れば開業が出来てしまいます。

最終的に「ビジネス」は「オーナー」の決定によって運用されます。別段、弊社がご提案している内容に同意頂けない場合は問題ありませんが、責任の所在のありかについてはじゅうじゅう真剣に考えて頂き、良き「決断」を下して頂けるかどうかはオーナーの方にかかっています。

基本的に「自分で責任を負う」と決められているオーナーの方はご自身のビジネスに対して非常に責任感が強く成果も上がりやすいです。

しかし、どこか「逃げ道」を探してしまう方は覚悟が定まらず、行動にも積極性が不足してしまいがちに。

サラリーマンでしたら「社長のせいだ!」と言えばそれまでです。しかし、起業してしまってからは「業者やコンサルター、またはコンサルターの提案内容」について全ての決定を下すのは「経営者」の仕事なのです。

軽い性格であること

「思い立ったら即行動」という方が上げる成果は大きいです。やはり行動的な方は結果に結びつきやすいですね。割りと細かいことは気にせずに、とにかくバケツに穴が空いていても走り出す!という元気の良い方は成功します。

反面、色々と考えてしまいがちで「失敗を恐れてしまう方」は中々成果が上がるまで結果が出づらいです。勿論慎重で有ることはとても大切なことでは有りますが、どちらかというと「性格や決定が軽い方」というのはとても良い経営の資質をお持ちだと感じます。

どうしても腰が重くなってしまいますと、ビジネス・市場・コンシューマーのトレンドサイクルからハズレてしまい、大きな金額を獲得する事が難しい事が多いですね。

勿論慎重派でも構いませんが、やはり決定した後の「スピード感や振り返らなさ」はとても大切だと思います。簡単なビジネスはよほど大きな資本がない限りは存在しないかと思いますので競合他社とのスピード勝負になることも多いです。

その中で成果を上げるには「顧客のニーズを満たすために企業努力すること」では無いかと思います。

目標達成の為に変わること

「毎月◯◯◯万円が欲しい」と思いたち、現在の収入が目標金額の半額だった場合、大いに変わる必要が出てきます。

理由は簡単です。「今の考え、今の行動ままでは今の収入」だからです。

毎月100万円が欲しい、というのはどの業種でも小規模ビジネスでしたら簡単では無いと思います。

さて、仮に現在の収入が毎月40万円だった場合、結果100万円の目標を達成するには「60万円分の変化」が必要になります。そもそも現在のビジネスモデルは合っているか。費用に対して稼働は適切か。そもそも顧客が何を望んでいるのか知っているか。精神的に成熟しているか。様々なところで「変化」を起こさない限りは売上は上がらないと断言致します。

覚悟を決めた方はもの凄いスピードで成果をあげます。やはり覚悟が決まるのに時間がかかる方は「覚悟」が出来るまで成果は上がりません。

断言致しますが「経営」という道を選んだ方が進む道はかなり険しいです。誰のせいにも出来なければ全ての責任は自分にあり、自分の決断と行動で全て成果が決まります。

ぼんやりしていて売上が上がった、という話は数少ない例外でしょう。

結果、精神論にはなってしまいますが、離陸するには「精神力」がじっさい必要になってしまうのです。データを用い合理的にアプローチするとしても、人員、資本が限られている状況ではやはり最初の段階で「人間力」がものを言います。

「集客に苦労してしまう」という事なんてとても解りやすいです。資本が有ればテレビCMを打てます。さて、イメージしてみて頂きたいのですが、テレビCMを打つ予算が有ればどれだけの顧客獲得が出来るかイメージできませんか?

恐らく現在の比では無い入会者がやってきます。広告はアプローチ対象者の数に対して一定の成果が上がるからです。

しかし、現在その様な資本がない場合、「低予算で効果的な広告施策」や「自力での告知作業」といった非常に地味な努力が必要です。ですので、「資本が少ない初期段階」においては大きな「人間力」が必要になってしまうのです。

仕事が出来る人は早い

社会経験が豊富で「仕事が出来る方」は成果を上げるのにあまり苦労しません。正直なところ「経営者」というのは「サラリーマン」に対して必要な能力が多いと感じます。

変な話ですが「仕事は出来て、やって当たり前」くらいでなくてはいけません。優秀な社員を雇えるのであれば事情は違いますが、中小規模のビジネスにエリートが就職する事は有りません。報酬が少ないからです。

ですのでやはり小規模に起業した方にとっては「自分自身の能力」が全てと言っては過言では有りません。

根性、頭の良さ、心の良さ、素直さ、チャンスに対しての野性的な嗅覚、責任感、それはもう色々な能力が必要になります。

厳しい現実をタフにこなすために、ぜひ成長されて大きなチャンスを手に入れていただきたいと日々思っております。