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結婚相談所の中でも好景気・不景気、さまざまな皆さんがいらっしゃると思いますが、平均的に様子を見ていると「仲人型結婚相談所」のビジネスモデルは昨年くらいからちょっと厳しいな・・・と感じ始めた方も実は結構いらっしゃるのではないしょうか?さて、その答えは何でしょうか?

目次

寡占化が進んでいる

現在、世界中のビジネスでは「寡占化」が進んでいます。独占状態では有りませんが、「独占一歩手前」の状況だと思って頂いて結構です。

さて、「私は大手連盟に加盟しているから大丈夫!」と勘違いしているあなた。けっこう危険です。

小規模経営結婚相談所が厳しくなるであろう理由

さて、大手がどんどん吸収合併、業務提携を勧めた結果何が起きるでしょうか?「大きな結婚相談ビジネス」の会社が出来上がりますよね。

さて、大手だと何ができますか?テレビCM、電車に広告を貼る、大きなキャンペーンを打つ、などなど、大手のビジネスモデルはいつも「大きな資本」をベースに「スケールの大きなマーケティング」を行います。

資本=体力もありますので、サービスの認知が進むまではユーザーに対して個人店では太刀打ちできない様なキャンペーンも行えますよね。例えば◯◯ヶ月利用料無料!ですとか。

仮に販売商品がデータベース登録人数だとしたら?

仮に販売商品がデータベースに登録されている人数だったとしたら、どうでしょうか。大手連盟のデータベースにも相当な人数が登録されています。

しかし、大手企業でしたら経営の体力(資本)がありますので、サービスが起動に乗るまでは無料施策などでとにかく多くの会員をかき集める事が出来ます。また、テレビCMや折込チラシ、ありとあらゆる「告知」の作業でサービスの存在を知らしめるでしょう。

するとあっという間に大手連盟と変わらないかそれ以上の人数が登録されているデータベースが出来上がります。

この時点でイメージは出来ますよね?

仮に提供価格が安ければ

大手結婚相談サービスの利用料は仲人型結婚相談所より安いのでは無いでしょうか?

さて、「◯◯人が入っているデータベースを利用出来て◯◯円です」というモデルでサービスを販売している場合、勝敗は簡単です。人数が多く、安い方に皆登録します。

大手の場合、仕事の内容を徹底的にマニュアル化し、ムダを省きます。結果人件費を安くする事が可能になりますし、そうなると「低価格」でのサービス提供が可能に。

さて、高いサービスと安いサービスと、どちらが需要がありますか?

現在、ファッションの世界では数年間「高価なブランドは苦戦」しており「ファストファッションの売上が上昇」しています。

皆ファストファッションを良いとは思ってません。ただ、お金が無い、もしくは他にお金を使いたいから「ファストファッションは便利」なのです。

どうすれば良いの?

つまるところ「ユーザーに支持されるサービス」を構築する必要が有ります。

「さて、問題です。セブンイレブンはテレアポでお客さんを呼びますか?違うの来るの!勝手に来るの!」

巷で話題のブルゾンちえみでしたら、確実にこう言うと思います。

サービス構築にすべての答えがあります。結局のところあなたがいくら熱い想いで「お客さんの成婚をサポートする!」と思っていても、そもそもお客さんが来なければそれも出来ません。

要らないものは無料でも要らない。ほしいものは高くても買う

ぶっちゃけた話、いらない物はタダでも要りません。でも、欲しいものは高くても買うのが人の性です。

さて、あなたは本当に必要なものごと、サービスを提供出来ていますか?答えは簡単です。今仮にあなたが独身だとして、仲人型結婚相談所に入会して結婚しようと想いますか?という事です。

そのお金はありますか?有っても払いますか?これを一度じっくりと考えてみるべきでしょう。

正直なところ「仲人型結婚相談所」のビジネスが上手く言っていた時代はありましたが、もうそうでは有りません。どんどんと低価格でサービス提供を「大手」が開始しています。

価格で競争しますか?恐らく厳しいです。

ここで、冷静に一度考え直す必要が有るのですが、結局のところ「欲しい!」と思わせるサービスを構築できれば良いのです。もしかしたら古来からの「仲人型結婚相談所」の商習慣やビジネスモデルからは脱却する必要が出てきます。

最後に

ビジネスのスピードはとても高速です。特に「結婚相談サービス」においてはここ2~3年で実は大手のレベルでかなり大きな動きがありました。

対応するために変わらなくてはとんでもない結果が待っているでしょう。是非一度、その点をゆっくりと考察してみて頂いたほうがよいと想います。